$R=\mathbb{Z}[\sqrt{-1}]$ の可逆元は,ノルム写像
\[N \colon \mathbb{Z}[\sqrt{-1}] \ni a+b\sqrt{-1} \mapsto a^2-b^2 \in \mathbb{Z}\]
をみると,$\alpha \in R^{\times} \iff N(\alpha) = \pm 1$ となり,$\pm 1,\pm \sqrt{-1}$ であるとすぐわかってしまう.
また,例えば $A=\mathbb{C}[x,y]/(x^2-y^5)$ を考えると,ノルム写像
\[N \colon \mathbb{C}[x,y]/(x^2-y^5) \ni f(y)+x \cdot g(y) \mapsto f(y)-x^2 \cdot g(y)=f(y)-y^5 \cdot g(y) \in \mathbb{C}[y]\]
を考えれば,$y$ が既約元であることがわかる
(なぜなら,$\alpha,\beta \in A$ で $y=\alpha\beta$ と書けたとすれば,$y^2=N(\alpha)N(\beta)$ とかけ,後は上をみて明らかに矛盾).
2013年9月5日木曜日
2013年7月28日日曜日
最近の状況
院試の勉強をしているのだが,わからない問題があって楽しくないので,複素解析の復習がてらForsterのLectures on Riemann Surfacesを読んでる.すげー楽しい.
今まで曲線に沿った解析接続が良くわかってないというか,もやがかかった感じだったのだが,曲線の層空間へのリフトに他ならないという事がわかってすげーすっきりした.先にそう言ってくれ.
今まで曲線に沿った解析接続が良くわかってないというか,もやがかかった感じだったのだが,曲線の層空間へのリフトに他ならないという事がわかってすげーすっきりした.先にそう言ってくれ.
2013年5月1日水曜日
2013年4月14日日曜日
2013年3月18日に書いてあることが
わかった,というか知り合いに随分前に教えてもらっていたが気付かなかった.以下抜粋.
『F:U(⊂R)→R^2を、F(x)=(x,1/d(x,∂U))で定めると、これが像への同相写像になっていて、しかも像は閉集合ゆえ完備、というのはどうでしょうか。』
あーなるほど境界に近づくにつれ発散する関数を考えれば良いのか.つーか $(0,1)$ と $\mathbb{R}$ が同相っていうのも結局は境界で発散するという事っすね.
『F:U(⊂R)→R^2を、F(x)=(x,1/d(x,∂U))で定めると、これが像への同相写像になっていて、しかも像は閉集合ゆえ完備、というのはどうでしょうか。』
あーなるほど境界に近づくにつれ発散する関数を考えれば良いのか.つーか $(0,1)$ と $\mathbb{R}$ が同相っていうのも結局は境界で発散するという事っすね.
2013年3月18日月曜日
完備化メモ
完備は位相的性質でないっていうのはとても有名な事実で,例えば $(0,1)$ と $\mathbb{R}$ は同相だが $(0,1)$ は完備でない.じゃあ完備であるという性質って何によって保たれているんだよというと,例えばこれは一様連続写像によって保たれてる.
命題: $(X,d_X),(Y,d_Y)$ を距離空間とし,$f:X \to Y$を一様連続かつ全単射で,$f^{-1}:Y \to X$も一様連続だとする.このとき $X$ が完備ならば, $Y$ も完備.
証明: $(y_n)$ を $Y$ の Cauchy 列とする.$f^{-1}(y_n)=:x_n$ として数列 $(x_n)$ を考える.この $(x_n)$ は Cauchy 列である.実際, $f^{-1}$ は一様連続だから,任意の $\varepsilon>0$ についてある $\delta>0$ が存在して,
\[\forall l,k \in \mathbb{N},d_Y(y_k,y_l) < \delta \Rightarrow d_X(x_k,x_l) < \varepsilon\]
となる.さらに, $(y_n)$ は Cauchy 列だから,十分大きい $N \in \mathbb{N}$ をとって
\[\forall l,k ≥ N \Rightarrow d_Y(y_k,y_l) < \delta\]
を満たす.上の二つから,以下の事が言えた.
\[\forall \varepsilon > 0,\exists N \in \mathbb{N} , \forall l,k≥ N,d_X(x_l,x_k)<\varepsilon\]
よって $(x_n)$ は Cauchy 列である.
$X$ は完備だから $(x_n)$ は収束する. $x_{\infty} := \lim_{n \to \infty} x_n$ とし, $ y_{\infty} := f(x_{\infty})$ とする.$f$ は一様連続だから,任意の $\varepsilon > 0$ についてある $\delta > 0$ が存在して以下が成り立つ.
\[\forall n \in \mathbb{N},d_X(x_n,x_{\infty}) < \delta \Rightarrow d_Y(y_n,y_{\infty}) < \varepsilon\]
$x_n$ は $x_{\infty}$ に収束するので,十分大きい $N \in \mathbb{N}$ をとって
\[\forall n ≥ N,d_X(x_n,x_{\infty}) < \delta\]
である.上の二つから,以下の事が言えた.
\[\forall \varepsilon > 0,\exists N \in \mathbb{N} , \forall n≥ N ,d_Y(y_n,y_{\infty})
<\varepsilon\]
命題: $(X,d_X),(Y,d_Y)$ を距離空間とし,$f:X \to Y$を一様連続かつ全単射で,$f^{-1}:Y \to X$も一様連続だとする.このとき $X$ が完備ならば, $Y$ も完備.
証明: $(y_n)$ を $Y$ の Cauchy 列とする.$f^{-1}(y_n)=:x_n$ として数列 $(x_n)$ を考える.この $(x_n)$ は Cauchy 列である.実際, $f^{-1}$ は一様連続だから,任意の $\varepsilon>0$ についてある $\delta>0$ が存在して,
\[\forall l,k \in \mathbb{N},d_Y(y_k,y_l) < \delta \Rightarrow d_X(x_k,x_l) < \varepsilon\]
となる.さらに, $(y_n)$ は Cauchy 列だから,十分大きい $N \in \mathbb{N}$ をとって
\[\forall l,k ≥ N \Rightarrow d_Y(y_k,y_l) < \delta\]
を満たす.上の二つから,以下の事が言えた.
\[\forall \varepsilon > 0,\exists N \in \mathbb{N} , \forall l,k≥ N,d_X(x_l,x_k)<\varepsilon\]
よって $(x_n)$ は Cauchy 列である.
$X$ は完備だから $(x_n)$ は収束する. $x_{\infty} := \lim_{n \to \infty} x_n$ とし, $ y_{\infty} := f(x_{\infty})$ とする.$f$ は一様連続だから,任意の $\varepsilon > 0$ についてある $\delta > 0$ が存在して以下が成り立つ.
\[\forall n \in \mathbb{N},d_X(x_n,x_{\infty}) < \delta \Rightarrow d_Y(y_n,y_{\infty}) < \varepsilon\]
$x_n$ は $x_{\infty}$ に収束するので,十分大きい $N \in \mathbb{N}$ をとって
\[\forall n ≥ N,d_X(x_n,x_{\infty}) < \delta\]
である.上の二つから,以下の事が言えた.
\[\forall \varepsilon > 0,\exists N \in \mathbb{N} , \forall n≥ N ,d_Y(y_n,y_{\infty})
<\varepsilon\]
よって $(y_n)$ は $y_{\infty}$ に収束する.任意の Cauchy 列が収束するので,$Y$は完備. $\Box$
この事実自体は1年以上前に気付いていたんだけど,完全に忘れて今に至ったのでメモしておく.ただ使える事実なのかはよくわからない.
似たようなやつで,上の命題の「完備」を「全有界」に書き換えた奴も成り立ってる.
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